NHKで「コリオレイナス」というシェイクスピア原作の劇を観た。

演出は蜷川幸雄

階段状の舞台を使うという特殊な設定。

人の動きがより分かりやすいし、見栄え的に派手でよかったと思う。

肝心の劇の内容は、「ローマを舞台に、一人の将軍が民衆の恐ろしさ・権力のコントロールの難しさに翻弄される」といったところかな。

非常に難しい問題。

というか昔に作ったとは思えんほど、今日的な話題ですわな。

独裁が悪いかっつったら、一概にそうとは言えんし、逆に民主主義的手続きが絶対に肯定すべきかっつったら、そうでもないし。

所詮僕らは次善の策しか取れてないのかもしれんね。



唐沢の母親役の人(白石加代子?)が非常に味というか華があった。

目が離せんというかね。