2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『アメリカン・ハッスル』を観た。嘘に憑かれ、嘘に疲れた人々の物語。どいつもこいつもいかれていて、正気の度合いが高いほど痛い目にあうけど、それでも正気じゃないと手に入れられないものがある、という匙加減。美術や音楽も含め『アルゴ』と似たような…

『ドラッグ・ウォー 毒戦』を観た。偶然確保した覚醒剤製造業者をスパイに仕立てて大物の確保を狙う警察の死闘。冒頭から直腸に詰め込んだ薬物入りの小袋を気張って糞便ごと出させるシーンがあって何とも食欲を減らす。物語のキーとなる覚醒剤業者がどうにで…

『ロビン・フッド』を観た。昨日観た『デュエリスト』が素晴らしかったので、今週はリドリー・スコット祭りとする。で、これがその一発目。何でしょうラッセル・クロウが主演で時代劇だから、やっぱり『グラディエーター』を頭に浮かべて観てしまうんですが…

『Seventh Code』を観た。まさかタイトルがこうだから007風味だったのだろうか。それによって序盤のホラーとも言える不条理な行動のあれやこれやの筋が通る訳ですが、ただそういうことなら、それまでの食堂でのあれやこれやが何かどっか流れていってしまう気…

『黒執事』を観た。「かっこいい執事とメイドが悪漢どもを大立ち回りでぶっ倒すところと金をかけた美術と衣装をお楽しみください。それ以外の部分は一から百まで全て台詞で説明します。皆、馬鹿だから言わないと分からなくてストレスでしょう?ちゃんと言葉…

『デュエリスト』を観た。リドリー・スコットが新人監督賞を受賞した作品。ナポレオンの絶頂期を中心に十五年にわたって繰り広げられる二人の将校の決闘に次ぐ決闘……というかかなり一方的な逆恨みめいた因縁話。何と言うか騎馬での決闘のところとかかなりあ…