2014-01-01から1年間の記事一覧

今年のベストな十本は以下のとおり。『ダラス・バイヤーズクラブ』 『MUD』 『青天の霹靂』 『ラッシュ』 『パズル』 『X-MEN フューチャー&パスト』 『イントゥ・ザ・ストーム』 『ある優しき殺人者の記録』 『イコライザー』 『寄生獣』愛と暴力、という感…

今年観た、今年日本公開の映画のリスト。『黒執事』 『Seventh Code』 『ドラッグ・ウォー 毒戦』 『アメリカン・ハッスル』 『オンリー・ゴッド』 『ダラス・バイヤーズクラブ』 『ラッシュ』 『リディック ギャラクシー・バトル』 『パズル』 『キャプテン…

ベストアルバム十枚選びましたが、特に順位はありません。 TK from 凛として時雨『Fantastic Magic』 相変わらずの傷つきやすい僕による鬱々激情劇場だけど1stに比べてピアノ弾き語りなんかが入ることで、より緩急がついたのが良かった。 何よりも"contrast"…

2014年アニメアウォーズ

おちゃつさんの企画に今年も参加させていただくことにしました。毎度お誘いいただきありがとうございます。概要は上のリンクをご覧ください。 ・最優秀作品 『selector infected/spread WIXOSS』カードゲームという他者の存在を前提としたゲームの特性を十二…

『ゴーン・ガール』を観た。「突如行方不明になった妻。その不穏な消え方に世間の疑惑の目は夫に向けられる。果たして二人に何があったのか……」という話。フィンチャー版『シリアル・ママ』という趣。そういう意味では分かりやすい美人ではないロザムンド・…

『寄生獣』を観た。言わずと知れた傑作漫画の実写映画化、ということで当然ハードルは下がりっぱなしだったわけだけど。すごく良くて、観た後、しばらく足に力が入らなかった。とにかくすごく美しいカット、レイアウトがいっぱいある。戦闘シーンにしても屋…

『フューリー』を観た。「第二次大戦末期、ベルリンめがけ進軍するアメリカ軍。その中にウォーダディ率いる戦車、フューリー号があった。副操縦士が死んだフューリー号に新任のノーマンがやってくる。タイプライターしかまともに打てないノーマンをよそにフ…

『ザ・レイド2』を観た。「インドネシアを舞台に縄張りをめぐってマフィアたちの血で血を洗う暗闘が繰り広げられ、潜入捜査官であるラマもまた否応なしに巻き込まれていく……」という話。前作よりもいっそう陰惨なアクション目白押し。図らずも『インターステ…

『インターステラー』を観た。「環境の荒廃により、ほとんどの作物が栽培不可能になった世界。かつてNASAのパイロットであり、今はトウモロコシ農場を営む男、クーパーは娘のマーフが見つけた自宅の異変に導かれるように宇宙へと旅立つことになる」という話…

『楽園追放』を観た。「災厄により人類の九割が大気圏外のデイーヴァと呼ばれる巨大宇宙ステーションで肉体を捨て、知覚を拡張して暮らしている未来。しかしそんなディーヴァにフロンティアセッターと名乗る存在がハッキングを仕掛けてくる。その技術に脅威…

『イコライザー』を観た。「誰からも慕われるホームセンターの従業員。時間に精確で几帳面な彼が夜のダイナーでいつも出くわすコールガールのトラブルに巻き込まれることで彼の素顔が明らかになる……」という話。これぞアメリカ映画という映画でした。裏キャ…

『サボタージュ』を観た。「密売組織の襲撃の際に資金強奪を疑われ、内務調査を受けていたDEAの特殊チーム。その雌伏の時が終わり、活動再開の目処が立った時にチームのメンバーが次々と殺され始めて……」というアクションサスペンス。後半特に話の動かし方が…

『FRANK』を観た。「ミュージシャン志望の青年がふとしたことから才能溢れる覆面の男、フランクと出会い、音楽活動にのめり込んでいく」という話。 「クソみたいな曲しか作れないって辛いよな。分かるよ」 「『自分もフランクみたいになれるかも』、そう思う…

『ドラキュラZERO』を観た。「トランシルヴァニアの領主、ヴラドが強大なオスマン帝国の理不尽な要求を拒否。それに伴い領地に攻め込んできたオスマン帝国から愛するものたちを守るためにブラドは呪われし魔物の力を手に入れることを決意する」という話。美…

『誰よりも狙われた男』を観た。世界という歯車は人を挟み潰す形をしているんだよ、と物言わぬ一瞥で叩きつけてくる映画だった。「一人の不法入国者をめぐりハンブルグの対テロ特殊チームがイスラム過激派へのパイプを求め暗躍する」というのが大筋だけど、…

『アンダー・ザ・スキン』を観た。事前に仕入れていた「女性の姿をした異星人が男たちを捕食する」というあらすじとスカーレット・ヨハンソン主演という情報のせいで『スピーシーズ』が頭にスタンバイしてたんだけど、そして実際ヨハンソンは惜しげも無く全…

『泣く男』を観た。「優秀な殺し屋、ゴンはある仕事で誤って子供を殺してしまう。そのショックを引きずるゴンに組織はさらなる仕事を命令する。それは子供の母親を殺すというものだった」という話。『アジョシ』と違って雑魚相手に無双というシーンがほとん…

『零』を観た。腰の据わったレイアウトでたいそう光が美しく、たいそう美少女が美少女で良かったです。(ただ主人公の一人であるアヤの指が妙に太いのが気になったりもした。美人さんなのは確かだが)(あと、私服が皆ダサいのが田舎の女子高生って感じ)ス…

『ファーナス 訣別の朝』を観た。金かかってるんだかかかってないんだか、よく分からないスケールの、濃いんだか薄いんだか、よく分からない味付けの映画でした。兄弟の絆とか理由あって離れた恋人とか、そういうドラマ映えしそうなテーマが全部もの分かりよ…

『るろうに剣心 伝説の最期編』を観た。前後編通じての感想としては「喪、についての話だったんだな」という。 それは単純に時代の変わり目で死んでいった人たちへの喪であり、その動乱の中で傷ついた人々たち、心の中の何かが死んでしまった人たちへの喪で…

『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』を観た。面白かったよ。すごくよくできた活劇であった。悲しみも喜びも全部抱きしめながら、仲間と共にやっちゃるぜ、というノリ。

『ある優しき殺人者の記録』を観た。こんなにも何もかもが、誰も彼もが、真剣な映画、そうそうない。すごい不条理に見えるけど、その逆で、みんな真剣に自分のルールを突き詰めて動いてるだけなんだよな。「あきれるほどの祈りの果てに 神は降りてくる」

『NY心霊捜査官』を観た。確かにNYで心霊で捜査官だが、思った以上に肉体派でちょっと驚いた。しかしまああんまり描写に一貫性が無いというか、仕込んだフックが効いてこない感じがどうも……。最初の方に親子三人仲良く団欒してるのを見せられた後に「最近家…

『MUD』を観た。最高でした。愛とイノセンスの話。

クローネンバーグの『ラビッド』を観た。想像してたのとはだいぶ味わいが違った。むちゃくちゃ切ない。吸血鬼ものでありゾンビものでもあり、繰り広げられるビジュアルはそうしたジャンル映画のそれでありながら、でも、主人公のローズの人となりの複雑さが…

『TOKYO TRIBE』を観た。こんなに躊躇なくおっぱいが乳首込みでもろだしになりまくる映画は初めて観た。ラップミュージカルを謳うだけのことはあるけど、ラップはやっぱりプロの人の方がうまい。白目むいて好き勝手絶頂で暴れまわる竹内力より、「ここらで一…

『ルパン三世』を観た。面白かった。毎年やってるTVスペシャルの延長線上というか。格闘戦の見辛さに難ありだけど十分アクション映画として楽しかった。中盤以降、敵が急速に舞台装置以上の役割を持たなくなるのが考えものだけど、ただちゃんと舞台装置とし…

『イントゥ・ザ・ストーム』を観た。評判通り凄く良かった!ここまで映像の力が凄まじいとドラマが大雑把でも許されると思うんだけど、かなり丁寧に練られてたし、何よりタイタスのロマン溢れる素敵マシーンっぷり!生き死にの重さ、理不尽さから逃げない腰…

『喰女』を観た。虚と実入れ乱れる残酷夢芝居。四谷怪談と『SCHOOL DAYS』が三池崇史の手で悪魔合体した90分。そして海老蔵の異物感。

『るろうに剣心 京都大火編』を観た。蒼紫、自身も含め周囲全てに傍迷惑な存在と化していた。そして本筋にはいっさい関わってないのに、ある意味作品のテーマを全力で体現しているという。あと修羅顔が様になるよな、伊勢谷友介は。鼻と顎とえらの尖り具合が…