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『イコライザー』を観た。
「誰からも慕われるホームセンターの従業員。時間に精確で几帳面な彼が夜のダイナーでいつも出くわすコールガールのトラブルに巻き込まれることで彼の素顔が明らかになる……」という話。
これぞアメリカ映画という映画でした。
裏キャプテン・アメリカという趣。
選択と決断、そこに生まれる責任について。
主人公であるロバートと敵であるニコライが、ばしばしと行動に行動を重ねていくことで、物語があるようでほとんどないこの映画に活劇の快感が満ちている。
ロバートが日常生活の時も、戦闘の時も、変わらずに無駄のないコンパクトな所作で捌いていくの、デンゼル・ワシントンの佇まいもあいまってかなり痺れる。