サボタージュ』を観た。

「密売組織の襲撃の際に資金強奪を疑われ、内務調査を受けていたDEAの特殊チーム。その雌伏の時が終わり、活動再開の目処が立った時にチームのメンバーが次々と殺され始めて……」というアクションサスペンス。

後半特に話の動かし方が強引になるけど、デヴィッド・エアーお得意の生々しい描写が随所に光っていた。

シュワルツェネッガー主演だけど、派手なアクションは無し、その代わり貫禄たっぷりにチームのリーダーとしての存在感を放っている。

特に真っ暗な部屋の中、バケツに入った洗剤で手についた血を丹念に洗う様のプレッシャーたるや。

ただ「シュワちゃんでアクション映画だから家族皆で観よう!」という人たちは気をつけた方がいい。

列車に突っ込まれてキャンピングカーごと粉微塵になった死体や、釘まみれで腹を割かれた死体を直視する羽目になるから。