『泣く男』を観た。

「優秀な殺し屋、ゴンはある仕事で誤って子供を殺してしまう。そのショックを引きずるゴンに組織はさらなる仕事を命令する。それは子供の母親を殺すというものだった」という話。

『アジョシ』と違って雑魚相手に無双というシーンがほとんど無い分、爽快感は無いけどその分、一流の殺し屋同士のひりつくような空気が立ちこめていて、これはこれで良かった。

この手の銃撃戦につきものの「何で主人公に、全然弾が当たらんねん」という突っ込みを受け止めるかのようにばしばし被弾してて安心した(?)

構成の必要上、ヒロインとの交流がほとんど無いので、それを埋めるようにゴンとチャオズの絆が前に出てきていて良かった。

ちょっとした台詞で二人のこれまでの繋がりを仄めかすのが上手いんだよなあ。