『ゴーン・ガール』を観た。
「突如行方不明になった妻。その不穏な消え方に世間の疑惑の目は夫に向けられる。果たして二人に何があったのか……」という話。
フィンチャー版『シリアル・ママ』という趣。
そういう意味では分かりやすい美人ではないロザムンド・パイクは素晴らしく適格なキャスティングだったと思う。
素晴らしく嫌な感じの台詞の応酬、暗くくすんだ色彩設計、アティカ・ロスとトレント・レズナーの三度目のタッグによる劇判が相乗効果で揺らぎ続ける心を表現していて見事。
特に終盤のシャワーシーンは壮絶。
しかし前作に引き続き、明け透けに濡れ場を撮るようになったね、フィンチャー。