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『ドラキュラZERO』を観た。
「トランシルヴァニアの領主、ヴラドが強大なオスマン帝国の理不尽な要求を拒否。それに伴い領地に攻め込んできたオスマン帝国から愛するものたちを守るためにブラドは呪われし魔物の力を手に入れることを決意する」という話。
美しくて、悲しくて、なかなか良かった。
あらかじめ失われることが定められているものの美しさとか、王という器の尊さや虚しさとか。
美術や衣装、特にヴラドやメフメト二世の甲冑は外連味があった。
倒れ込む兵士の剣に串刺し公大暴れの図が映りこむ演出や吸血鬼の視界の演出などの特殊効果も結構新鮮な感じで良かったな。
しかしアクションシーン、それも吸血鬼という特性上、薄暗いところで繰り広げられるアクションシーンでああいう細かいカッティングは本当にどうかと思うな。
あと奥さんは、物分り良すぎ。