砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)

桜庭一樹砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

こないだまで「微妙に読む気になれない」とか言って読むのを止めてたけど、今日ようやく電車の中で一気に読んだ。

エンジンさえかかってしまえば、あっと言う間だった。

著者のあとがきにある「一気に書けた」という言葉が納得できるくらい、展開がスピーディだった。

少年少女が自分を守るための幻想=砂糖菓子の弾丸を捨てて、実弾を手に入れるまでの、暴力と言う名の理不尽な通過儀礼

基本的に暴力と言うものを何かしら作品という形で享受するのは大好きなんだけど、これはあんましよろしくないなぁ。

登場人物が子供だからか?

いや暴力をネガティブに書いてるからだな、きっと。