とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

レヴァール皇国の傭兵飛行士シャルルは次期皇妃であるファナを連れて単機敵中突破するように命令される。

圧倒的な敵の戦力の中、彼らの辿る道は―――

面白かった!

何もかもが王道ながらも、それがマイナスにならない強さを持った作品だった。

空中戦のスリルに興奮し、ひと夏の恋に切なくなる―――。

「新しさ」が無くても、ちゃんとした筆力があれば、十分いいものってできるんだなぁ、とそんな当たり前のことを再確認。