本日の『Baby Princess

今日は観月。

古来、
鬼というモノは――

化け物、
人喰い、
先祖の霊、
餓鬼に死霊、
地獄の番人に、
犯罪者――

じつに様々な意味を
持っておったのじゃ。

この豊葦原瑞穂の国に
おいて――
まつろわぬモノども、
祓われるべきものは
みな――
ある種のオニなのじゃ。

しかしの。
この不思議な国では――
天神様をまつるように――
祟りはやがて神となる。

悪しき神も良き神も――
それはどちらも等しく
ただ人知を超えたモノ。

太極図が示すように――
善も悪も――
何が出っ張っていて、
何がへこんでいるか、
何が正しくて、
何が間違っているのか――
それは――
どちらの側から見るかと言うだけの話じゃ。

という4歳児の講釈。

民俗学かな、これは。

わらわにとってみれば――

豆をぶつけられて泣くオニも、
その後にいそいそと入ってくるはずの
福の神も――

もとをただせば同じモノじゃ。

節分用の前振りだったわけだ。

うむ。
というわけで――

トラジマのパンツは兄じゃに
よく似合うであろ!

いやいやいや。

明日は――
悪者役だと気にすることなく、
思う存分――
オニ役を楽しむがよい。

わらわも――
思いっきり!
豆をぶつけるぞよ。

フフフ。

楽しみじゃ――(はぁと)

雑誌の方じゃ思いっきりぶつけられてたよな。

ヒカルとかに。

あ、雑誌の方は夕凪がやたらとビン詰め言いまくってて面白かった。