今日は思い立ったが吉日ということで、難波まで『GOEMON』観に行ってきた。

いやぁ、紀里谷監督、うまくなってた!

初期衝動の塊みたいな、偉大な失敗作だった前作『CASSHERN』に比べ、話の展開も淀みがないし、過剰なメッセージ性の押し付けもなく、エンターテイメント作品として、きちんと完成された作品だった。

だけど、相変わらずアクションシーンが盛り上がらないなぁ。

映像自体のすごさはあるけど、アクションのすごさじゃないよなぁ。

ていうかね、五右衛門、飛び過ぎ(笑)

何十メートルを垂直飛びしてんだ、あれ。

だから逆に五右衛門があんま動かない、三成が船で反乱起こすシーンが自分の中で一番盛り上がった。

「踊らされるな!踊れ!」

運命とか、世界とか、気がつけば、がんじがらめになっていて、それでも。

いやぁ、面白かった。

以下、雑感。

・江口と大沢の体がエロすぎる。

要潤はほんと残念な男前やらせたら日本一じゃね?

・奥田瑛治が、すごかった。

・「外人が思う日本」というのを思いっきりバカにしたようなビジュアルだと思う。超欧州貴族趣味。

・信長の赤甲冑はあれかい、やっぱ返り血ってことかい。

・創作だから仕方ないとは言え、やっぱキャラの扱いに違和感が。

・だが家康はいかにも狸親父でよかった。漁夫の利大好き親父。

佐田真由美がいいキャラだったのに、出番少なくて残念。悪女いいですよね。

・まさかの光秀。監督、何やってんですか。

・最後五右衛門を刺したゴリが暗雲の中にいるのに対し、五右衛門が光の方へ行くのは、あざとい。