本日の『Baby Princess

今日は星花

本当にみんなで、
楽しかったことばかりの
はずの思い出が――

今は。
思い出すと、
なんだかすこし――
さみしくなってしまいますね。
とってもとっても幸せだっただけに、
その思い出が遠くなるのが余計に
淋しく思える気がして――

いつだって、夏の終わりは、そんなもん。

ああ、星花は臆病者です!

何事にも終わりというものは
必ず。
ついてくるものだっていうのに――

それだけが絶対と言ってもいいよね。

主従の契りもしかり、
義兄弟の契りもまたしかり。

関羽張飛様が劉備様と
出会ったような素晴らしい
出会いがあればこそ――
当然、涙無しには語れない
雲長様の御最期だってそれはもう
絶対に避けられない戦国の世の習い――

うっ――
いけないです!
涙が出てきそうです。

かわいいな、星花はほんとかわいいな。

えーいっ、星花のばかばかばかっ!!

お兄ちゃん、こんないけない星花を
どうぞ叱ってやって下さい。

星花はもっともっと
強くならなくてはいけないのです!

りりしいな、星花はほんとりりしいな。

でも――
本当のことを言えば、
星花はお兄ちゃんとはずっとずっと
離れないで一緒にいたいなぁ――

――えへへ(はぁと)

基本的に星花は、しっかり者というか、しっかりしようとしてる健気な子だが、こうやって結構甘えてくるところがもう殺人的。

だから星花、三国志の世界は
本当に大好きで憧れだけど、
そのことだけは――
三国志のような乱世に生まれなくて
良かったなって思っちゃいます。

星花は――やっぱり、臆病者ですね(はぁと)

そういうもんだ。