海晴姉さん(pm23:00)

やはり最後はこの人

聞いちゃった(はぁと)

ヒカルちゃんの――
叫び声。

やったじゃない!

あのヒカルちゃんを
こんなに目覚めさせるなんて――

あれは「目覚め」だったのか。

ヒカルちゃんたらね、

金曜日の日記――あれ、一応
本気で誘ってたみたいよ?

ホント、わかりにくい子よね?

好きなくせに――素直じゃないんだから。

いや、一応本気だとは思ってましたが。

いつでも直球勝負のできる
春風ちゃんや立夏ちゃんや
夕凪ちゃんや星花ちゃんや――
みんなと比べて考えると――

もしかしたらヒカルちゃんが――

本当は1番素直にキミのことを
好きなのかも知れないわね――

年少組に混ざって全力勝負の春風さん。

さすがです。

ツンデレという形を取らない複雑さ、素直じゃなさというのは近年珍しいと思う。

本当にプロポーズなんて
どうしていいかわからない
っていう気持ちと――

バレンタインデーを
キミと2人で過ごしたい気持ちとが
まざっちゃってこんな風に――

さてどうなのやら。

女の子なんだもの。
自分の気持ちくらいハッキリ見定めて――

思い切り勇ましく!
本気でアタックしなきゃあ――

なんていったって、1年に1回きりの
バレンタインデーなんだもの(はぁと)

命短し恋せよ乙女ということですかね。

で、ここからは――
私からのプロポーズ。

私は――キミとの出会いを
本当に運命だと思ってる。

女の子ばっかりの私達に――
たくさんの幸せと愛情と、
ときめきをくれたキミ――

ちっちゃい子もたくさんいる
私達の家だから――

なんだかたまに、みんなの
お父さんとお母さんになったような
気がするときもあるけれど――

こんな日は。

それを現実に変えてみるのも
悪くないって――
思ったりもするの。

キミは――年上は嫌い?

いや大好きですけど。

私は――好きよ(はぁと)

キミのことが。

ただ、幸いなのはキミが誰を選んでも――
私達が家族なのは変わらないって言うこと。

そもそも選ばなあかんのですかい。

だから――

キミからのプロポーズも――
いつか、私達に聞かせてね?

愛してるわ

おやすみなさい――

おやすみなさい。

いやぁ、長い一日だった。