ダージリン急行』は敬遠してた。

というかウェス・アンダーソンの作品はどれも敬遠してた。

「お高くとまってませんよ。ただ誠実に作ってるだけですよ」という雰囲気がなんかいやらしい感じがして。

でも観たら、やっぱり良かったよね。

ストーリーも家族の絆、そして自立という点にフォーカスを絞って、ぶれなかったし、インドというエキズティシズムを刺激される舞台をぞんぶんに活かした画も良かったし、一人がぼけて二人がうんざりというパターンはベタながらもやっぱりくすっと来た。

音楽もにぎやかだけどやかましくなかったし、演出もローテクでチープだけど味があった。

最後の電車に飛び乗るシーン観て、やっぱ心の中でガッツポーズしたもん。

さて、他のウェス作品も観てみようかね。