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『ザ・レイド』観てきた。
前評判通り、マッド・ドッグが楽しんだり、マッド・ドッグを楽しんだりする映画だった。
近接格闘アクションを売りにしてるんだから、それに特化した人物が目立つのは当然な訳ですが、しかしまさか自分であんなにかっこいい幕開け宣言するとは。
マッド・ドッグの名前の通り、やんちゃな子犬の風情なのが妙に愛らしいし、割と素手喧嘩してる時も苦しい表情ばっかりなのが微妙にツボにはまった。
もうちょっとモブ警官の圧殺シーンとかあった方が良かったとは思うけど、さすがにそうするとドラマのバランスが崩れるか。
ドラマの部分ではあの人物の意外な役割には正直意表を突かれたが、振り返ってみるとマッド・ドッグに見せ場を与えるために逆算して動かした印象が。
そしてマッド・ドッグの退場以降の蛇足感の凄さ。
名作とは言わないけれど、一見の価値は十分にアリ。