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『ジャッキー・コーガン』を観た。
「人類皆平等?確かに平等にクソだな。そのクソを俺が掃除してやる。だから金払え」という映画。
そのクソが口から垂らすクソのような泣き言を延々聞かされるせいでうんざりしてくるんだけど、それをブラッド・ピット演じるジャッキーが実にスマートに、優しく、殺してやることによってカタルシスが生まれる。
と言いたいんだけど、やっぱりうんざりの方が勝つよなあ。
元々原作がああなのか、それとも映画化するにあたって尺を稼ぐために会話を水増ししたのか。
そんな風に邪推したくなるくらいうんざりするような会話が続く。
アメリカへのあてこすりも冒頭のアレだけならスマートだったんだけどなあ。