スプリング・ブレイカーズ』を観た。

『STAR DRIVER』で例えたらサカナちゃんがヘッドを抱きしめながらぶん殴る話。

悪夢に落ちる寸前のまどろみの象徴としてのエイリアンは、でもまどろみでしかないから、彼女たちが目覚める時には消え去るしかない。

退屈な郊外の若者たちの憂鬱の成れの果てなんてもう飽きるほど見てきたわけだけど、それでもあの突き進む二人の背中にはその先を見せてもらった気がして何だか思ったよりもいい気分である。

男の身勝手というやつかもしれないけど。