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『イミテーション・ゲーム』を観た。
第二次大戦中、ドイツの難解極まる暗号、エニグマに挑んだ数学者、アラン・チューリングの人生。
他人とうまくやれない「モンスター」を肯定する物語であり、『裏切りのサーカス』の幻影と戯れる場でもあった。
カンバーバッチは期待通りだったけど、やはりマーク・ストロングの百戦錬磨っぷりが凄かった。
台詞も美味しいのばっかりだし。
「つまり政府上層部に対して嘘をつき通せと?私の得意分野だな」とか「運が良ければもう二度と会うこともないだろう」とかさあ。
あとキーラ・ナイトレイの顔にちゃんと皺が浮かんでて、感慨深くなったよ。
世代的にこの人とかナタリー・ポートマンが十代の頃からスクリーンで見てる訳でさ。
ちゃんと年取ってるんだよなあ。
それにしてもラストシーンの晴れやかさはグッときた。
真夜中だったけど、眩しかった。