『ストレイト・アウタ・コンプトン』を観た。

若者たちの栄光と挫折と闘争を中心人物三人(目はしのきく売人、音楽一筋なトラックメイカー、賢明なラッパー)にそれぞれフォーカスしながら描き出した力作。

暴力を否定も肯定もせず、そこにある確かな作用として描いてて、その辺の距離感はギャングスタ・ヒップホップという素材ならではのシビアさを感じた。

そして、金を出し渋る会社に乗り込み、金属バットで重役の部屋をめちゃくちゃにした挙句「この分はギャラから引いときな」って啖呵を切るアイス・キューブには痺れた。