今日ツタヤが半額だったので『スモーキン・エース』と『未来世紀ブラジル』という映画を借りてきた。

未来世紀ブラジル』の方は後でじっくり楽しむために取っておいて、とりあえず『スモーキン・エース』を観たんだけど、これはね、当たりでした。

マフィアの内情に精通しているマジシャンが、組織の幹部の座を狙ったあげくに失敗して、証言するかわりにFBIに保護してもらおうとするけれど、マフィアの幹部はマジシャンの首に多額の金をかけて、それを目当てに殺し屋たちがマジシャンの潜伏する高層ホテルに向かう。

っつう感じの映画で、

マジシャンの手下。

マジシャンを保護しようとするFBI

二人組みの女殺し屋。

拷問好きの変態。

変装が得意な一流の暗殺者。

ネオナチかぶれの三兄弟。

といった曲者たちが殺し殺され泣き笑い怒り叫びしてて、非常に濃厚。

いろんな視点で物語が進行するので、パズル的な楽しさもある。

パルプ・フィクション』とかに近いかな。

小説だと成田良悟の『バッカーノ!』シリーズに非常に近い。

個人的にはマジシャンの追い込まれっぷりがかなり生々しくて、観ててゾクゾクした。

時間的にも一時間半くらいでサクッと終わるので、心身共にほどよい感じ。

あ、アリシア・キーズとかコモンといったミュージシャンもがっつり出てます。

カメオ出演とかじゃなくてね。

そっちのファンにもオススメ。

っていうかアリシア・キーズ、別嬪さんだわ・・・。

今度CD借りようかなぁ。