The Vines「He's A Rocker」

これ、歌詞がよくできてる。

まず最初のヴァースはこれ。

He's A Lazy Young Man.
No One Could Understand.
Wasting Time Every Day.
He's Got Nothing To Say.

おそらくアスペルガー症候群を発症した自分をネタにしていると思われる、このヴァースでクレイグはこれまでの苦難を説明する。

そんで次。

When He Know Every Line.
For The Rhythm And Rhyme.
Move His Head To The Beat.
As He Walks Down The Street.

ここでクレイグは音楽によって病気を乗り越え、なんとかまた周囲とコミュニケーションが取れるようになったことを示す。

そして最後。

Come On Lets Trip Again.
Like How We Used To.
I Wanna Trip Again.
We 'Aint Got Nothing To Lose.

ここで「前みたいに俺たちはやっていくんだ。失うものは無いんだ」というこれからの決意が語られる。

つまりこの曲は三分間のストリーテリングという手法を上手く使ってるわけですわ。

でさ、これらのヴァースを繋ぐコーラスが

All He Ever Playing Is That Rock 'N' Roll Music, Rock 'N' Roll Music Yeah.
All He Ever Wanted Was A Reason To Do It, Reason To Do It Yeah

だもんな。

泣けるじゃないですか、ほんと。

ほんとクレイグはシンプルだけどいい曲作るよなぁ。