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- 作者: 西尾維新,TAGRO
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/07/08
- メディア: 新書
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なんというか非常に肩透かしというか現代的というか批評的というか。
p216のあの会話でも言ってる通り、作中作という手段を使ったメタミステリで、重厚な世界観の作品は、時代的にそぐわないものになってるんだろうな。
書いてる文章はポップなのに、とことん冷めてる(醒めてる)というのはいつものことだけど、でもさすがにちょっと批評的というか、読まれることの構造・環境というものに意識的すぎんじゃねぇかなぁ、これ。
こういうのもたまにはいいけど、『零崎曲識の人間人間』みたいに物語を純粋に物語ってる方が好きです、俺は。
ところでりすかの新刊はいつ出るの????