本日の『Baby Princess

今日は麗。

週末は――

ヒカル姉様の
誕生日パーティー

アナタと並んで――ロウソクを吹き消して――
すごく、嬉しそうだった。

うぅん、やっぱトゥルー俺とヒカルは双子設定か。

今回は企画のメインはユキちゃんだったんだけど――

私――頼んで。

最近元気そうでなによりだ、綿雪は。

ちょっとだけ――
手伝いさせて
もらったから――

少しは役に立てた、かな。

やっぱ気をつかったのかね。

そういうのも心苦しかったりするんだけども。

あんまり――
いろんなこと言うの苦手なの。

ありがとう、とか――
ごめんなさい、とか――。

なんで言えないのか自分でもわからない。
なんでか――

そんなこと、
言わなくても――
わかってるでしょ?

って――つい。
思っちゃう。

そりゃあね、そういうのができるのも、また家族だからね。

でも家族だって他人だからね。

だから――

さみしい、なんて
そんなことも――。

口に出して言うことじゃないと――
思ってた。

それももっともだと思うんだけどね。

優しい人って――強い人ね。

ヒカル姉様は
まるで――鉄道みたい。
強くて真っ直ぐで――
ちょっぴりN700系に似ている気がする。

私もいつか――
あんな風になれるといいな。

ここで海晴姉さんと言わず、ヒカルの名前が出てくるのな。

そりゃ、そうか。

今回の騒動、別に麗をみんなで引っ張り戻さなくてもよかった気もしてる。

なんか家族って「帰る場所」だけど「帰らなければならない場所」ではないんじゃないかと思うし。

今回は結果オーライだけど。