本日の『Baby Princess

今日は海晴姉さん。

蛍ちゃんはまたひな祭りの準備を始めているし、
小さい子達もやる気いっぱいで――

ほんとに3月らしくなってきたわね。

さぁ、どうなるひな祭り。

でも――私はこの季節はちょっぴり苦手なの。
うぅん、べつに卒業式に告白して
痛い失恋をした思い出があるとか、
そういうことじゃなくて――

逆にあるっぽい言い方だ。

さくら!

さくらと――花粉よ。

そう――この時期は花粉予報と
さくらの開花予想で
お天気予報はすーっごく気を使う
時期なのよね……

なるほど。

お天気キャスターらしい悩みだ。

どっちも外すとクレーム電話がいーっぱい
かかってくるんだもの――ぐっすん。

私が悪いワケじゃないのに。
私なんてまだ見習いの、ただただテレビの前に
たってるだけのニコニコお姉さんで、
本当の予報をしているのは中の人なのに。

ああ、天気予報士ではないんだもんな、海晴姉さんは。

なーんて、ちょっぴり言い訳。
グチっちゃった、かな。
ごめん。

でも――聞いてくれてありがとう!

ウフフ――うれしいな(はぁと)

こんなこと――家で言えちゃうなんて。

……職場じゃ、言えないんですかい、海晴姉さん?

うわぁ、心配になってきた。

やだ、今日はなんだか
なつきたくなってきちゃったな――(はぁと)

ニャオン、ごろごろ――(はぁと)

ね。
ちょっとだけ、ぎゅーってさせて?

あぁ、いいですね。

年上好きの血が騒ぐわ、この人。