和月さんは『るろ剣』や『武装錬金』のコミックスに書き下ろしている解説を読めば分かるように、というかまぁ本編読んでも十分伝わるけども、キャラ・デザインに非常に強いこだわり、美学を持っている人だ。

キャラの内面をデザインで表現することが上手く、パッと観ただけでそのキャラがつかめるようになっているし、細部にも理屈がちゃんと通ったものになっている。

しかしまぁ、今連載してる『エンバーミング』はそうしたキャラへの愛情に、物語が追い付いてない気がする。

正確に言えば物語はきちんとしているけど、物語ることがきちんとできていない感じ。

月刊のペースがつかめてない、とどこかのブログで読んだけど、そうなのかもしれない。