中古屋で780円になっていたので買っておいた『エイリアン3』を改めて観る。

やはりデヴィッド・フィンチャー特有の色調を抑えた、薄汚れていながらもスマートな質感の映像には引きこまれる。

ニュートの解剖、死体の火葬、クレメンズの死、どのシーンも劇的でありなあら同時に上品に抑制されていて息を呑むほど美しいと思う。

あとデビュー作の時点で理不尽さ、道徳、罪の意識といった以後の作品にも絡んでくるテーマが設定されているのが興味深い。