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本日の『Baby Princess』

無理！
無理無理。

無理だってば!!

バッカじゃないの!?

そんなの――
無理に決まってるじゃない。

聞くだけ、無駄よ。

――ふん。

……

私は絶対いかないわよ！

この出だしでもうすでに誰か分かるという。

そう、氷柱です。

やってられないってば。
いくらきょうだいだからって――
朝っぱらからそんな――
恥ずかしいこと。

なんとなくアレのことかと予想がつく。

なんでそんなに恥ずかしがってるのかはよく分からんけども。

だいたい――
夏休みだからって――いい気になっちゃって。
浮かれてる場合じゃないわよ。

夏休みこそ、落ち着いて――
朝からゆっくりと――
普段はできない
まとまった勉強をする――

これこそ、学生の正しい夏の過ごし方でしょ？

全力で話を逸らせにかかっている。

私、小学校なんて
もうとっくに卒業して――
そういう恥ずかしいこととは
すっかり、さよならできたって
思ってたのに――

……

やだってば！

いくら妹たちに
ねだられたからって、
朝からあんな恥ずかしい――

ラジオ体操なんか!!!!

「いくら妹たちに〜」というくだりはいい姉っぷりが出てる。

しかしやっぱりラジオ体操だったか。

……

だから――ほら。下僕。
ご主人様のお使いよ？

海晴姉様に言っておいて。

私、ラジオ体操のガニ股ポーズなんて。

絶対に絶対に許せないんだから――!!!!

意識するから恥ずかしいんだってば。

いや恥ずかしいけどさ。