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『インセプション』を観た。
半径1クリック圏内の前評判は1人を除いて絶賛だったので、「そこまでひどくはあるまい」と余裕を持って観に行った。
「難解だ」という評判も事前に聞いていたし、実際観終わって劇場を後にする時に「何が何やら訳が分からなかった」という会話をしてる人もいたが、個人的には難解でもなんでもなかった。
というか難しがってる人はパッと見の複雑さにだまされてるだけな気がする。
というか説明なしで突っ走る冒頭20分のせいも大いにあるのだろうが。
内容は、というかテーマ自体は相変わらず一貫している。
自我や社会、常識といった普段揺るぎないものとして観客が認識しているものに強烈な疑問符を叩きつけるような感じ。
そして主人公を苛む罪の感覚も。
しかしあのジョゼフ・ゴードン=レヴィットはいい味だしてたな。
しっかりしてるけど、微妙にダメくさい匂い出してるとことかな。
ちゃっかりエレン・ペイジとキスするとことかな。
そのエレン・ペイジは、あれだね、相変わらずかわいいのかかわいくないのか判別つけにくい感じだね。
大竹しのぶっぽい。
あの催眠導入用の機械はかっこいいな。
変に小型じゃないのがいい。