本日の『Baby Princess

今日は吹雪

始まりと終わりとは――

いつも似ています。

何もないところから
何かが始まること。

そしてまた――

何かがあるところから
何もなくなること。

0から1へ。

1から0へ――

線分図で表してみれば、

この始まりと終わりの
2つ地点はいつも――

常にただその動きの
向かっている方向が
異なるだけであって――

実は中心点をはさんで
対称形にまったく同じ
動きをしていると――

いうことができます。

そしてその方向性を
規定しているものは
現実ではただ――

時間の流れだけ。

現代の科学では
いまだ操作することの
かなわない――

過去から未来への
不可逆的なの時間の流れ
というものが――

ただ、
そのどちらかが
始点であり――
もう一方が
終点である
ということを――

規定しているに
すぎないのです。

ですから――

私たちはすべての終わりを
嘆く必要はありません。

近い未来にもし
時間の流れを
操れる日が来れば――

すべての終点は
裏返り始点となる、

そんな日が来るかも
しれませんし――

また、その日を待たずとも
実は――

本当は起点と終点は
常に隣り合っていて

区別のつかないもの
なのかもしれません。

まるでメビウスの輪のように――

ただその場にいる自分が
どちらを向いて歩いているのかで――

全てが決まる、
というただ
それだけで――。

フフ

私たちは――今、
どちらの方を見ている
のでしょうね。

永遠の輪の中に――
ただ真上を見上げて、

楽しんでいるのかも
しれません――

フフフフ

メタな、あまりにもメタな。