真夏の方程式』、カットや台詞の重ね方、繋げ方がとても丁寧。

図らずも『リアル 完全なる首長竜の日』とシンクロするかのような海がスクリーンに広がっていた。

夏、死、過去、罪……。

でも福山雅治の浮世離れしたポップさが物語を淀ませることなく突き動かすことで、ちょうどいいほろ苦さに落ち着いてくれた。

しかしこのシリーズは二作とも「家族とは滑稽なマッチポンプである」という構図が中心にあるのに、こんだけ広い層から受けているのも不思議だなあ。