『47 RONIN』を観た。

予想通り手堅く楽しかった。

トンデモを期待する人には悪いけど、地に足のついた忠臣蔵でしたね。

天狗と出島のアレンジぶりがかなり秀逸。

特に天狗。

恐らく、「空を飛ぶ」「秘術を使う」という伝承を組み合わせてあの造型になったんだろうけど、かなり新鮮。

出島も素晴らしい。

埋め立て地ではなく、船を連結させることで擬似的な浮き島とすることで独特の猥雑さがあってとても魅力的だったな。

登場人物が良くも悪くも型通りという気がするけれど、全員ちゃんとなすべきことを全うしていたし、何よりあの太っちょのナイス笑顔で全部オッケーだ。

惜しむらくはもう少し大石と吉良の一騎打ちを落ち着いたカット割りで観たかった。

真田広之は勿論だが、浅野忠信も結構動ける人みたいだったからああいう処理はもったいない。