『白鯨との戦い』を観た。

捕鯨が盛んだった19世紀のヨーロッパ、名門生まれの新米船長とたたき上げの一等航海士が対立をしながら鯨油を求めさまようエセックス号を襲った苦難。

「資本主義というシステムにも、見渡す限りの大海原という自然にも、人間は勝てない。ただ誇りをもって銛を一本突き立てることは出来る」という、身につまされるじんわりとしたお話でした。

分かりやすいカタルシスが無いのでその辺があんまり受けなかったのかな。

話の四割が「鯨が見つからない……」、もう四割が「陸に辿りつかない……」だからなあ。