愛と幻想のファシズム(上) (講談社文庫)

愛と幻想のファシズム(上) (講談社文庫)

愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫)

愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫)

村上龍『愛と幻想のファシズム

自らの理想のヴィジョン=黄金のエルクを求め、世界のシステムを整理しようとする男・トージ。

だが、走れば走るほど、そのヴィジョンは遠く、見えなくなっていく。

正直、一回読んだだけでは足らない。

自分の読解力が恨めしい。

ゼロがなぜ死なねばならなかったのかが、よく分かっていない。

おそらくトージには見えなくなってしまったものを、ゼロが見えていたからだと思うんだけど、どうなんだろう。