好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫)

好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫)

舞城王太郎の『好き好き大好き超愛してる。』が想像のはるか上をいく素晴らしさだった。

休憩中に読んでたら、胸の中からふつふつと感情が湧きあがってきて、で、泣きそうになって、さすがにここでそれはないと思って、読むの止めて、で、帰りの電車で読んで、泣きはしなかったけど、それでもなんとも言えない気持ちになって、なんかあれこれ考えて、ちょっとさびしくなった。

人を愛する。

ということはとてもなにか素晴らしいことで、だからなんとなくそれを大義名分にいろいろやっちゃうこともあって。

でも、それって実は自分が傷つきたくないだけじゃないのかとか。

きれいごとじゃないけど、きれいなんだよ。

タイトルがアレすぎて、引く人とかいると思うけど、実際読めば、これほどぴったりなタイトルもないな、と。

ていうかずいぶんと久しぶりに純粋な恋愛小説読んだわ。