本日の『Baby Princess

今日は吹雪

じゃんけんの手は
全部で3種類。

グーとパーとチョキ、
石と紙とはさみです。

英語では――
「ロック、ペイパー、
シザーズ、ゴー!」
というのだと――

この前、学校の英語のクラスで
デリック先生に習いました。

英語のクラスか、そういうのあるんだ。

さて。

ここに20人の
人間がいて――
じゃんけんをした場合、
そのうちの誰か――
特定の1人が、

勝者となる確率は――

3/3^20=
1/3^19、ですね。

これが――夕凪姉の夢の確率。

いやマホウの確率と
言うべきでしょうか。

実際はあえなく敗れ去って
しまったわけですが――。

無念。

しかし、我が家の場合、
実際は全員が一度に
戦うのではなく――

2人1組の勝ち抜き方式で
戦うので――

実際の勝者になる確率は
単純に20分の1ですね。

確率5%。

非常にシンプルな美しい数字です。

ふむ。

しかし。

残念なことに――

ジャンケンという勝負事は
くじ引きや宝くじのように
完全に確率に支配されて
いるのではなく――

実際は各人の読みや反応
ブラフなどに左右される心理戦です。

初戦で夕凪姉が負ける確率は
もちろん正しく50%のはずでしたが――

相手が氷柱姉に決まった
という時点で、もうほとんど
勝率は20%くらいに
下がっていたのかもしれません。

氷柱もブラフが上手い方では無さそうだが、夕凪は輪をかけて下手そうだからな。

ですから――
そういう意味でも。

今回の夏休みの旅行先決定権争奪
ジャンケン大会に――

結局、あの麗姉が勝利したのは、
大変驚くべきことでした。

きっと夕凪姉の言うとおり――
鉄道の神が付いていたのかもしれませんね。

愛。