ベン・トー』6話感想

・白粉の「ッターン!」から始まる物語。

・魔導師、冒頭で離脱宣言……。

・西区の狼たちの会議。小便小僧がいきなりドーン!と出てくるところにスタッフのセンスを感じる。

・そしてメタな会話。

・古狼からモナークの真の目的を聞くあやめ。ポカリをさりげなく渡すあやめに気立ての良さを感じる。

・まっちゃんとモナークと二階堂。うぅん、モナークは原作と違って、まっちゃんに対する憧れという要素が強調されてるな。それにしてもメロドラマティックな展開。

・前回は原作通りに佐藤を助けなかった代わりに仙を助ける二階堂。

アイキャッチ、まっちゃん。

・佐藤「白粉に任せましたし、茶髪や顎髭もいるから大丈夫です!」……坊主を忘れるなよォ!

モナークの腹の虫で空気が激しく振動するとか凄まじくバカっぽくて良い。

・弁当のためではなく、戦いのために戦うものに腹の虫の加護は微笑まない。二話前のあやめと同じ過ちを繰り返してるな、モナーク

モナークへ最後の一撃を加えるための三人がかりのコンビネーションはハッタリが利いてて良かったなぁ。

・魔導師が出てこないから、佐藤単独の天井攻撃は止めたのかね。

・仙、闇討ちのダメージを感じさせない戦いっぷりだが、最後にふらっと来て退場。

・しかし正直ちょっと興ざめしたかな。折角佐藤やあやめもいるんだから、危ないところかばってもらいながら戦うという展開のが闇討ちが生きてくると思うんだけど。

・あとまさかの二階堂、気絶しっぱなしという……。そこは戦わせてあげてくださいよ……。

・佐藤の「誇り高くあろう、一匹の狼として……」の台詞に合わせて三日月を映すとかまた粋なことを。

・『ベン・トー』原作のあの濃密な弁当描写は狼たちの、ひいては作品全体のテンションの高さの担保みたいなもので、それを十全に表現してない(できない?)アニメ版はちょっと見ていてきついところがある。

・だからこそ、弁当作監という役職を作って、絵で説明しようとしているのだけれど、あの〜思いっきり主観で申し訳ないけど、あんまり旨く見えないんだよね。いっそ『美味しんぼ』とかみたいに弁当だけ劇画チックに描いてくれてたら面白いものになった気がする。

・1巻は3話で十分だったけど、2巻まで3話で片付ける必要ってあったのかしら。

・いや、3巻をみっちりやるっていうなら全然文句無いっていうか、3巻まで3話で片付けようとするなら、ちょっと失望する。

・しかし「シャブリエル・ラチェット」とか「アナーク」とかひどいことを悠木碧に言わせやがって……許す!