UN-GO episode:0 因果論』感想。

・パンフレットが無い!まあ、仕方ない、のか。

・「これは平野綾か?......いや、違う、でも似てるし、聞いたことあるんだよなぁ」というもやもやがエンドロールで「あぁ戸松遥か」と一気に腑に落ちた。

・黒づくめ新十郎はやっぱりDTBの黒風味、そして因果は色んな意味で小悪魔だった。

・別天王と麟六は組み合わせると最悪なことになりそうだが、絶対、テレビ版の最終回らへんはそういう展開になるんだろうなあ。

・梨江の出番がほぼ無いせいで、泉ちゃんがいつもより可愛く描かれていたような。新十郎に対してもフレンドリーだったし。多分あれから新十郎が麟六に歯向かう度に態度悪くなってったんだろうな。

・世良田が自然に別天王を膝元に座らせるのを見て、こいつは筋金入りだな、と思った。

・麟六の「やれやれ、陰謀論とは子供っぽい」とか本編にも出てきたようなセリフを使うのが上手いなあ。

・由子と新十郎が並んで寝ている画は、なんか凄く胸が痛くなった。この後の別離を知ってしまっているんで辛い……。

・「劇場版らしさのアピールとして爆発を強いられているんだ!」と言わんばかりの爆発炎上っぷり。

・新十郎の戸籍カード(?)に記載された何かの年月日に思いっきり2001年9月11日って書いてて、もうなんか、狙いすぎだろと。

・過去と現在の行き来がスムーズになるような演出がちゃんと出来てて、やっぱりプロは凄いな、と阿呆みたいに感心した。

・水泳、流れる血、祭壇の周りの水たまり、大雨。水のイメージによる場面ごとの滑らかなリレー。

・新十郎が「人に役立つ仕事」として憧れた映画って、つまり麟六が人々に虚構を見せているのとリンクするよね。つまり麟六との対決とはかつての自分との対決、なのかな。

・「真実は僕がつくる」麟六、「真実は真実としてある」新十郎、「何が真実かなんて分からない」由子

・恐らくスーパーカーの遠縁の子供に位置するSFPと、スーパーカーの半分が参加しているLAMAが同じ作品に関わっているというこの因果。

・50分というボリュームは劇場で見るにはやっぱり少し物足りないんだけど、作品としては面白かったし、テレビ版の観方を広げたり、深めたりするのに非常に役に立つものであったと思うので、是非ともテレビ版を見ている方は観に行って欲しい。