心斎橋クアトロまでThe Horrorsを観に行ってきた。

一番後ろのカウンター、真ん中より少し左をキープ。

最近、クアトロで前に行ったことないな、そういや。

開場中は『Primary Colours』の流れからか、Kraftwerkをはじめとするクラウト・ロックがずっと流れている。

気持ちいい。

今度Kraftwerkのリマスター買ってみようかな。

そして開演少し前から凶悪なノイズが流れ始め、ステージを赤い照明が飛び交う。

余談ながら、今回のライブ、非常に照明がよかった。

曲の雰囲気をうまく活かす感じ。

そして『Primary Colours』と同じように"Mirror's Image"からスタート。

ちょっとだけドラムのイントロのアレンジが変わってて、キックがNew Orderの"Blue Monday"のあの印象的なパターンを彷彿とさせる感じで、しょっぱなから持って行かれた。

本編は『Primary Colours』中心で、音が良くて最高だった。

特にCDであのギターの美しいフィードバックにやられた人間としては、そこがうまく再現されるか心配だったけど、杞憂に終わってくれてよかった。

ずっと浸っていたい感じ。

ベースも結構図太い感じで、よかったな。

バンドとしての表現力も格段に上がった感じ。

元々知識の幅広さは片鱗として見せてたけど、それがうまく表に出てきたというか。

そして案の定というか、お待ちかねの"Sea Within A Sea"で本編終了。

で、アンコールだったんだけど、ここで思いもよらない展開が。

「オニハソトー!フクハウチー!」

……豆まいてる!!?

安っぽい紙の鬼の面をつけたメンバーが豆まきながら登場。

おい、本編のあの神秘的とすら言える雰囲気をどうしてくれる。

しかもスパイダー、気にいったのか、お面付けたまま1曲やりきっちゃったし。

ちなみにアンコール一発目はSuicideみたいなバキバキの打ち込みプラスダンスビートな感じで、かっこよかった。

(追記:というかSuicideの"Ghost Rider"でした。「みたいな」じゃねぇよ)

あとは1stの人気曲を固め打ち。

合計4曲もやってくれた。

ただどうしてもまぁ本編完璧すぎて、アンコールが蛇足だったなと個人的には感じた。

あれだけの深みを見せてくれた後に、これはちょっと物足りないというか。

予想はしてたけどね。

でもやっぱりその辺差し引いても最高でしたね。