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今年は間違いなく、ブラック・ミュージックが音楽生活の中心にあった。
The RootsやErykah Badu、Bilalなどのソウルクエリアンズ周辺や、ウータン周辺の動きが活発だったから余計に盛り上がった。
KanyeやCudiもそれぞれアルバム一枚通して完成している作品を作ってくれたし。
いい作品がいっぱいあったという前提があるにはあったが、なんでこんなに盛り上がったんだろう。
グローファイ、チル・ウェイブ、ニューゲイザー、チェンバー・ポップ、そう言ったインディ・ロックの主流にはまれなかったし、その辺とは真逆のハードコアやメタルにもちょっと身体がついていかなかった。
あと裏ベストとしては坂本真綾さんの『everywhere』を。
少年であり少女でもある真綾さんの歌声とプログレッシブでありながらポップスとして機能している曲の組み合わせの妙が……いや、うん、やっぱり単純に真綾さんが素敵だからだよな。
来年のライブには是非とも行きたいもんだ……。
ライブと言えば、2010年のベスト・ライブは間違いなくRufus Wainwright!
一人でのピアノ弾き語りというスタイルながら、とても豊かな音楽を鳴らしていた。