偽物語(上) (講談社BOX)

偽物語(上) (講談社BOX)

西尾維新偽物語(上)』

阿良々木暦の二人の妹、“ファイヤーシスターズ”の実戦担当、阿良々火憐は、自分たちの友達に害をなす「おまじない」の元凶をつきとめる。

しかし、その相手はどうしようもないほど本物の「偽物」だった。

さらにそれは暦の彼女であるひたぎの過去にも因縁を持つ相手だった。

何もかも区別なく肯定していくことは、結局何も肯定していないってことなんじゃないか、と。

気に入らなければへし折ってやる必要もあるんじゃないか、と。

その境界線を決めるのは非常に難しいけれど。

それをあきらめずに探し続けるやつが「本物」を名乗る資格があるんじゃなかろうか。