■
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 56回
- この商品を含むブログ (60件) を見る
視線が織りなすドラマ。
影の濃さ、カットの多さ、カメラワークの慌ただしさ、そういった不安定さを視線が繋いでいく。
物理的にも、精神的にも。
しかしミッキー・ローク、『レスラー』よりもこっちのが復活作と呼ぶのにふさわしいんじゃないだろうか。
特に中盤の告白から最後のあの台詞へと至るカタルシス!
一遍、底を見た人間の放つ輝きというやつは、鈍く鋭く眩い。
それにしても彼岸に向けるトニー・スコットのこの眼差しの真摯さは一体……とか考えたところで、先日の訃報を思い出して、ちょっと言葉に詰まってしまった。
どうすりゃいいんだよ。